石油ガール

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  • 2日前
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なぜ予備校講師はスーツを着ないのか?

いや、着てるひともいっぱいいますけれども。

いくつかのクラスで、「問題提起に注目!筆者が疑問を呈している部分は重要!」なんてことを教えたものですから、ただちょっと使ってみたかっただけです。

あ、先に毎週書いている出席率を先に報告しておきますと、今週は生徒ひとりも減りませんでした。かつ、先週休んだひとが今週は戻ってきたりしたので、はじめて前週比でプラスに転じました。すごいでしょう。

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で、今日は服装の話をしようかなぁ、と思います。塾講師・予備校講師のみなさんへ質問です。みなさんはどんな服装で仕事をしていますか?そして、その理由はなんですか?

塾講師の場合、個人でやっている人はともかく勤務している人はたいていスーツ着用義務があったりしますから選択の余地は皆無なのですが、個人塾の経営者さんであったり、われわれ予備校講師の場合、まぁ実質どんな服を着るかは相当な自由度をもって選択することが可能です。マニュアル上には「ネクタイ着用」などと書いてある場合もありますが、まぁ車がぜんぜんいない横断歩道の赤信号、北海道における速度制限のようなものです。(なんでここまで「スーツ・ネクタイ着用」が予備校においてのみ有名無実化したのかは、おそらく予備校業界の歴史を繙く必要があるでしょう)

私個人のことをまずお話ししますと、年々服装のカジュアル化が進んでいましてね。予備校業界復帰1年目の当初はさすがに気を遣ってスーツ着てました。まぁ直前がふつうのサラリーマンでしたから、スーツを着るのが普通だったんですね、当時は。

で、まわりの先生方を見て「あ、べつにいいのね、ネクタイ締めなくて」ということに勘付いてからは、まずネクタイを締めなくなり、次にジャケット&パンツになり、その次にシャツがカジュアル化し、去年からは「これだけは仕事のケジメとして守ろう」と思っていた「ジーンズ禁止」をついに破棄しました。ただしグレーorブラックに限るというマイルールをいまのところ堅持していますが、これも来年あたりは怪しいです。まぁ結果的に今は「襟のついた何かを着てればそれでOK」ということのみがルールとなっている状況なのですね。わたしが襟のない服で授業してるの見たことないでしょう。あれは一応ぼくの中のルールなのです。

で、ここでぼくの個人的な服装の変遷だけ話してもしょうがないですから、もう少し一般的に「予備校講師がスーツを着る理由/着ない理由」を考察してみましょうか。

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まずスーツを着ない理由から。ぼくが着ないですから、着ない理由のほうが思いつきやすいですので。

①「暑い、苦しい」

まぁ実質これが最大の理由でしょう。正直「スーツかっこいいよなぁ」って思うんですよ、SHIPSとかで服を見てると。でもねぇ、夏を考えると買う気にならないんですよ。「クールビズがあるじゃん」とおっしゃる向きもあろうかと思いますが、ぶっちゃけクールビズスタイルでかっこよく着るのって相当むずかしいですよアレ……。半袖ワイシャツにスラックスとか、なかなかかっこつけようがないじゃないですか。そうすると、スーツを着る最大の理由である「かっこいい」が9割減くらいになってしまうわけで、「じゃあ最初からカジュアルでいいじゃん」となってしまうのではないでしょうか。

②「傷む」

これもありますよね。スーツの場合、圧倒的にパンツのほうからダメになっていきますから、ジャケットだけは全然余裕で使えるのに、結局スーツとしては使えなくなるというアレです。2パンツで買うという手もあるんでしょうけど、欲しいスーツがみんな2パンツで買えるとは限らないですしねぇ。オーダーすればいいんでしょうけど。それにわれわれの場合チョークだとホワイトボードマーカーだので汚れまくりますから、実質作業着なわけですよ。作業着にそんなカネ突っ込むのもあほらしいといえばあほらしくなってくるわけです。

③「スーツという、拘束と隷属の象徴からの解放」

予備校講師という職業の特性を考えると、この理由でスーツを着ないひとは結構いそうな気がします。要するに「組織に縛られない反逆精神を忘れない俺」というthe 厨二なアレです。まぁ気持ちはわかるというか、ぼくの中にもありますよこれ。だって直前までサラリーマンやってて、どうしても「スーツ=社畜の奴隷服」的なイメージは少しはありますから。朝の満員電車で予備校に出勤していても、まわりのスーツのおじさんたちに囲まれて、「フッ、ぼくはきみたちとは違うのだよ」という気持ちを抱くことはあるでしょう。そのくらいの優越感を抱くことは、社会保障レベル激低いわれわれフリーランスの特権として認められてもいいでしょう。くやしかったら健康保険も年金もぜんぶ自分で払えばいいんだ!くそが。

④「若者ウケ」

若干③とかぶりますが、予備校講師って、やっぱり若者を相手にする仕事ですからね。若者からの支持を得るためにはスーツ&ネクタイよりは、ちょっと「普通のおっさんじゃありえない服」を着てるほうがよかったりもするわけです。昔から奇抜な服装を売りにしている先生もいらっしゃいますが、そういう方々はこの理由が強いのであろうと推察できます。

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こんなもんでしょうかね。一方、スーツを着る理由というのもいくつか思いつきますね。

①「かっこいい」

前述のとおり、やっぱりアレ服装としてすごく洗練されていますし、かっこよくスーツを着てるひとってすごくかっこいいですからね。ああいうのを見ると「おれもスーツを着てえなあ」と思うわけですよ。なんか女性ウケもいいですしね。あと、カジュアルな服って若者には似合うんですけど、おっさんになればなるほどフォーマルな服のほうが似合うんですよね。ぼくが「ジャケットかシャツは必ず着る」というのはこの理由が大きいです。いずれカジュアルカジュアルした服がまったく似合わなくなるのがわかっている以上、今のうちからジャケットくらいは着ておこう、と。

②「仕事への敬意」

これも大事ですよね。あくまでも授業は仕事ですから。しかも、他人様にモノを教える仕事なわけですからね。ぼくみたいな半端者がそんな立派な仕事に従事させていだだけている以上、せめて服装くらいはフォーマルなものを着るのが礼儀じゃないですか。と思う気持ちもないわけじゃないんですよ。あと、コメントいただいて気づいたので追記しますが、ON/OFFの切り替えというのもありますね。ぼくの場合はプライベートと仕事の服装の差がほぼゼロですので、その気持ちはわかりますねぇ。

③「選ばなくていいから楽」

高校生にとっての制服みたいなもので、「今日はどの服にしようかなぁ」と選ぶ必要がありません。組み合わせを考えることもほぼないわけです。まぁシャツとネクタイの組み合わせはあるでしょうが、それはだいたい自分の中でパターン化してくるものですから、カジュアルな服のひとに比べたらいちいち朝出る前に服装を考える必要はすくないわけです。これはあるでしょうねぇ。

④「保護者の目、経営者の目」

実際はこれがいちばん大きいんでしょうかね。最近は少子化により「予備校の現役生取り込み戦略」が進んでおりますので、昔にくらべると「親」を意識しなければならない場合も出てきているわけです。となると、無用なクレームを防止し、容易に信頼感を醸成するために「とりあえずスーツ着ておくか」ということにもなるわけです。同時に、教務サイドにとっても「スーツ着てる先生のほうが使いやすい」ということもあるでしょう。そういうプレッシャーによって、徐々にスーツ率が今後上がっていくような気もしたりするのです。

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まぁザラッと書いてみましたが、どうですかね。あてはまるものはあるでしょうか。こうして比べてみると、やっぱりぼくの場合はスーツ購入すべきではないんでしょうねぇ。店で見てるとまじで衝動買いしそうになるんですけど。だって1着じゃすまないでしょうし、それでいて夏はまともに着れないわけでしょう。んー。でもほしくなるんですよねぇ。ほかの講師のかたがたはどんなお考えをお持ちなのでしょうか。講師のみなさまからのコメントをお待ちしております。

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  • 1週間前
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板書お繰り合わせのうえ#2

前回のつづきです。

http://arabianmurakami.tumblr.com/post/49559760667/1

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さて、日本語学校です。

まぁ、わたしが今まで教えた生徒の国籍をざっとリストアップすると、中国・韓国・モンゴル・ベトナム・フィリピン・イタリア・アメリカ・ブルガリア・ウズベキスタン・タジキスタン・ネパール・パキスタン・スリランカ、ええっと、まだあったかな。まぁだいたいこんな感じです。まだ日本語教師としてはキャリア1年に満たないわけで、たったそれだけの期間ですら、このくらいのバリエーション豊富な国籍のひとと接するインテルナチオーンな仕事であります。

image

(参考資料) みんなの日本語12課「比較の『~より』」の導入板書ですね。まぁ増進会時代の中2英語「比較」とほぼ同様の導入をしているようです。

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で、国籍も多種多様であれば、彼らが育ってきたバックボーンというのもたいへんにさまざまでありまして、まぁ日本の塾予備校文化でしか仕事をしたことがない身からすると、良くも悪くもぜんぜん違うわけですよ。

あまり良くないほうの話からすると、日本人学生の場合、まぁ「授業中に勝手に話し出してはいけない」とか、「急に立ち歩いてはいけない」とか、「カンニングはバレるとヤバい」などの、いわゆる「学校のコンテクスト」というものを身につけて大人になっている人がほとんどですが、やはり外国人学生の中には、そもそも「カンニング」という概念を知らないようなひともいるんですよね。もう、何の悪気もなくテストのときに隣のやつの答案見たりする学生もいましたから。まぁ国籍というよりも「どのような教育を母国で受けていたか、または受けていないか」という話なのですが、まぁなんにせよ最初は面食らったものです。

しかしですね、こういった文化の違いは決して悪い面ばかりではないのです。逆に、こちらに新鮮な発見をもたらしてくれるようなことも実際に起こるのです。本日はそんなお話をひとつ。

授業中にぼくが上記のような板書を書いて、まぁ説明が一段落したころのことです。普通だったらそのまま教科書の練習問題やらせるんですが、そのタイミングでひとりの生徒がいきなり立ち上がったんですね。で、ポケットから携帯電話をおもむろに取り出しまして。

「……なんだこいつは、まさか電話かけ出すんじゃないだろうな……」

と思って観察しているとですね、要するにぼくの板書を写メで撮影しだしたんですよ。授業中に。何の断りもなく。最初は「おいおいおい、ノートとれよお前、さすがにそれはないだろう」と思ったんですけど、それを日本語で説明して通じるような段階ではなかったですし、「……まぁそれを見て復習するつもりがあるなら、何もしないよりはマシだろうな」という判断のもと、結果的には黙認することにしたわけです。

するとですね、まわりの連中も「オー、それはグッド・アイディーア(よい考え)だ」という顔をしだしまして、結局授業中にホワイトボードを写メで撮るやつが徐々に増え始め、もうめんどくさいので終いにはこっちも「撮影タイム」を確保するようにまでなってしまったわけです。まぁ今は学校全体で授業中の携帯電話の使用が全面禁止されたので、誰もやらなくなりましたが。

で、あるときわたしはふと思ったわけです。

「……別に、予備校でもこの方式でいいのではないか」、と。

前回のブログでぼくが板書について悩んでいたポイントをもう1度確認しておきますと、

 ◇ 色や図式が複雑なので、生徒がノートにうつしにくい

 ◇ ノートに集中されると、話の内容、本文の内容に集中できなくなる

 ◇ そもそも、現代文で本文の内容をただノートに写しても意味がない

という3点であったわけです。

まず「ノートのうつしにくさ」は、この方式であればそもそもノートを使わないわけですからあっさり解決ですね。2つめの「本文に集中してほしい」も、写メを撮るのを授業後にしてもらえば、授業時間中はわたしがやってほしい作業(本文への書き込み、自分の予習との比較)に生徒を集中させることができます。

ただし、予測される反論として「生徒に手を動かしてノートに書かせることは、記憶の定着のために必要である」という主張が予測されますが、3つめに書いてあるとおり「現代文は別に文章の内容を覚えるべき科目ではないので、記憶を定着させるべきポイントはそこではない」という再反論で容易に退けることができそうです。

……おぉ、完璧じゃないか。

ということで、去年の冬期講習から試験的に「ノート丸写し禁止&授業後の写メで記録」方式を採用してみまして、まぁそれがたいへんうまくいったと個人的に感じているものでして、結局ことし2013年度は基本的に全クラスで展開しているのです。まぁ、一部ホワイトボードが小さすぎてできない予備校もありますが。

ということで、次の写真をみてください。わたしの授業における日常風景です。なんかね、撮影会でカメラ向けられるアイドルの気持ちが若干わかるような気になってきますよこれ。

image

  • 2週間前
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夏期講習会および無料体験講座に関する告知

だいたい予定が固まりましたので、告知いたします。

—————————————————————————

◇代々木ゼミナール津田沼校 8月5日(月)~9日(金)

 11:00~12:30 ハイレベル現代文Ⅱ(高1~2向け講座)

 13:30~15:00 現代文

 15:30~17:00 明治・中央・法政現代文

◇代々木ゼミナール町田校 8月12日~16日(金)

 13:30~15:00 立教・青学・学習院現代文

 15:30~17:00 ハイレベル現代文

 17:30~19:00 現代文

◇代々木ゼミナール 国際教育センター 7月22日(月)~26日(金)

 9:00~10:30、11:00~12:00 現代文読解

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【無料体験講座】

◇代々木ゼミナール津田沼校 6月30日(日)

 9:00~10:30 ハイレベル現代文Ⅱ

 11:00~12:30 明治・中央・法政現代文

◇代々木ゼミナール町田校 7月7日(日)

 11:00~12:00 センター現代文対策講座

—————————————————————————

・津田沼の「ハイレベル現代文Ⅱ」は高1~2生限定の講座です。

・町田、津田沼両方で開講される「現代文」という科目は、いわゆる「ベーシック講座」です。テキストのレベルはさほど高くはありませんが、実際の入試過去問をもとに講義しますので、レベルを問わず受講していただける講座になっています。

・津田沼の「明治・中央・法政」、町田の「立教・青学・学習院」って、何が違うんだと思うかもしれませんが、収録している問題が違うだけであって、要するに「MARCHレベル対策講座」だと思ってください。ぼくの中では「早慶~成城成蹊レベル対策講座」だと思って授業しますので、そのくらいのレベルの人でも全然OKです。

・町田「ハイレベル現代文」は、イメージとしては上位国立です。

・ただし、オリエンテーションで言ったように、すべての講座で「ディスコースマーカーを用いた読解法」をメインテーマとして扱いますので、別にどの講座をとっていただいてもかまいません。テキストが違うだけで、やることは基本同じです。どれか一講座だけで結構ですので、ふだんムラカミの授業を受けている生徒は何か一つは受講するようにしてください。

  • 3週間前
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板書お繰り合わせのうえ#1

だんだんね、自分の中で土日にblogを更新するというのが当然のように思えてきましたよ。仕事の一部である、とちょっとだけ思うようにしているせいでしょうかね。

で、先週書いた出席率はまぁ予想通りあまり変化なかったです。GWなので欠席出るかもなぁとは思っていたのですが、結果的には前週比97%くらいなイメージで、まぁ悪くない水準であろうかと思います。相変わらず添削の提出も良好ですしね。このまま最後までいけるのではないでしょうか。

で、この写真を見てください。

これはわたしの授業の板書ですが、パッと見現代文のそれであるとは判別しにくいようなシロモノですよね。横書きですし、色使いまくってますし、字が全く楷書体でないですし。学校の国語の授業でこんな板書書いてたら速攻で教科主任に詰められそうな雰囲気がただよっております。

生徒の側から見るとどうでしょう。

色分けが明確なので、文章中の対比構造がとらえやすくなっていますし、文章全体を図式化してあるので、文章後半まで読み進めたときにありがちな「そもそも第一段落って何の話だったっけ?」という状態に陥ったときに、黒板の向かって右側を見ればあっさり解決するように配慮されております。「網羅性&視認性」という意味では、これは相当に優れた板書スタイルであると自画自賛しているのです。「文章全体の構造をとらえよう!」と教えているわけですから、文章全体の構造をとらえられるような板書が最も望ましいと考える次第です。

そもそもなんでこんな奇抜な板書スタイルを思いついたかというと、以前メインで出講していた某予備校のホワイトボードが異様に小さかったからなんですよね。どことは言いませんが。もうアレですよ、代ゼミの黒板と比べたら1/20くらいのスケールじゃないですかね。わたしも1年目のころは素直に段落ごとに読んで、そのポイントを縦書きしていましたから、3段落くらいまで読んだらホワイトボード埋まってしまうんですよ。そうすると1回の授業中に7~8回ホワイトボードを消去せねばならないわけで、とてもじゃないけどやってられねえ、と。で、なんとかこのクソ小さいホワイトボードに大量の情報を整理して詰め込むにはどうすべきか?ということを考えに考えた結果、この「横書き&図式化」というスタイルの開発に至ったということです。

で、それが相当うまくいったので、せっかくだから代ゼミのでかい黒板でもやってみたところ、これがなかなか使い勝手良くてですねぇ。読解のポイントや、解法手順を向かって左に書くようにして、読解のまとめをこのように右側に書いておくことで、ほとんど黒板消さないで授業を終えることすらできるようになったわけです。

それにやっぱり個性が強いですからね、このスタイル。予備校講師には本来キャラクターの強さが必要であると思いますが、わたしのような平凡な人間にはそうそうキャラクターの強さなど押し出せませんから。せめて板書くらいは他の先生とは異なるスタイルを持っておきたいじゃないですか。板書を見た瞬間に「これはムラカミの板書だ」とすぐに認知されるような、そういうスタイルを作れたんじゃないかな、と思っていたりするわけです。

しかしですね、この方法にはひとつ決定的な難点があります。

それは、「生徒がノートに写しにくい、きれいに写そうと思うとすげえ時間がかかる」ということなんですよねぇ。

まぁ普通に考えたらそうでしょう。この3~4色、下手したら5~6色に色分けされたうえに、黒板のうえで絶妙な位置にポジショニングされるように配慮された板書を、ノートにきれいに写せといわれてもなかなか難しいものがあります。まぁそもそも現代文なんて一度出た文章は二度と出ないわけですから、別に板書を写しておく必要性なんてそんなにないんですよ。ただ、やっぱり生徒としては復習用に板書をとっておきたいと思うのは当然の心理なわけで、真面目な生徒であればあるほど、僕が緑のチョークを持ったら緑のペンを取り、ぼくが線を引いたら定規を持ちだすわけです。こちらとしては「板書ノートに写すのなんてどうでもいいから、説明のポイントをメモしてくれ、まずアタマを使って話を聞いてくれ」と思うのですが、なかなかその意図が伝わらなかったのが昨年の大きな反省点であったわけです。

で、結果的に。去年の授業アンケートは全体的には大幅アップしたものの(アンケートの話はいずれ書くでしょう)「黒板は写しやすかったですか」という項目だけ微減していたわけです。

さて、これはこのままではまずいよねぇ。と思案した結果、わたしのもうひとつの職場である日本語学校で大きなヒントを得ることになったのです。

長くなったので2回に分けますかこの話。次回、日本語学校で何があったか!?

  • 3週間前
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切りたい授業

ちゃんと今週も更新しますよ。えらいでしょう。いいこいいこしてください。

で、ちょっと今回はわれわれにとってシビアーな話を書こうかと。

われわれ予備校講師にとって、授業2週目というのはそれはそれで緊張感があるものなのですね。もちろん1週目はゴルフのスタートホールのティショットみたいなもんですから、当然ある程度の緊張感はあるものですが、2週目はいわばスタートホールのパッティングみたいなもんですから。これはこれでなかなかのものなのです。

というのも、予備校生や大学生にとってはたいへん日常的に使用される、「切る」という動詞がございますね。「この授業意味ねえ」と判断した結果、もう二度と授業に出なくなることを指し示しているわけでございます。

で、1週目の授業から来ないやつなんかあまりいないわけですが、中には選択科目なんかで「1週目出てみてから取るかどうか決める」なんて場合も結構あるわけでして、2週目行ってみたら半分近く生徒がいなくなってた、なんていう話もちらほら聞くわけですよ。

予備校講師の評価といえば、アンケートと受講者数というのがメインでしょうが、出席率というのも指標としてカウントしている場合が多いんですよね。なので、担当するクラスがことごとく生徒半減しているようだと、われわれの未来も徐々にダークサイドに堕ちていくことになりかねないわけです。

正直、去年までは授業の内容がまだまだ完成とまでは言い難い(当社比)状況で、ぶっちゃけ出席率をそこまで気にする余裕がなかったんですが、今年は「一応コンテンツとしては完成」というレベルにもっていけた自負はあるもので、本格的に生徒集めをしたいなぁと思っている年だったりするわけです。必然的に、例年以上に出席率は気になるものなのですね。要するに、相当程度の自信を持って送り出したコンテンツなので、今年の出席率や講習受講率が去年を下回るようだと、わたしのコンフィデンスがラディカルにデストロイされかねないプロブレムであるわけです。

そして、結果的にはどうであったか。

各校舎の人数とかをここに書くのはマズイでしょうから、パーセンテージだけでざっくり書くと、1週目で100人生徒がいたとすると、2週目に93人残っていたような感じですね。どうなんでしょうねこれ。あ、まぁ1週目都合で受けられなくて、2週目から参加した生徒もいて、減っただけじゃなくて増えた人数もいたんですよね。それもカウントしていいなら前週比98%の生徒が教室にいたことになります。

クラスによってばらつきがあって、やっぱりハイレベル&必修クラスになればなるほど限りなく100%に近づいて、ローレベル&選択クラスではやや低めになってますし、校舎によっても数値が多少ズレてはいます。平均的に見ればそんなに悪くはない気もするんですけど、去年の数字を出してないので比較できないんですよね。たぶん年間平均で80~85%の生徒が最後まで生き残ってくれたイメージを持っているので、それよりは若干向上してるような気もします。まぁ2週目出たということは、そんな悪いとは思われてないと思いますので、今後はあまり減らないのではないかと思っておりますが、あとは夏期講習で増えればよりすばらしいですよねぇ。

ただ、あとアレですよ。ぼくの場合は毎回の授業で「200字要約」を生徒に課して、その添削を毎週やっているのですが、これは去年と比べて有意に提出率上がりました。いや、もう去年自由提出にしていた時期と比べたら5倍くらい提出率上がってるんじゃないですかね。オリエンでしつこく「なぜ要約をせねばならないのか」を説いた甲斐よしひろがあろうというものです。その分添削の時間はかかりますけど、これは率直に喜ぶべき事態ですよ。あなたたちはえらい。えらいぞ。

というかですね、わたしの授業の場合予習負担が結構重いやり方を採用しているものですから「現代文にそこまで時間かけられねえ」という層の生徒には切られやすいかなぁと思ってたんですよね。だからこれだけちゃんと予習やってくる生徒がいっぱいいたことには率直に喜んでいるんですよ。あなたたちはえらい。えらいぞ。

ということで今日はボキャブラリーテストつくって洗濯して添削します。明日は予習します。

  • 4週間前
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銀河高原の夜

まぁ、一応「週1でblog更新する意気込み」と言った以上はねぇ。最初のくらいはちゃんと書かないとだめじゃないですか。tumblrでやってると、誰がどのくらい読んでるかさっぱりわからないもんで、「まぁほとんど読まないでしょこんなん」と思って書いてたら意外な人が読んでたりするんですよねぇ。なのでちゃんと書くような気持ちだけは失わないようにしたいですね。

で、今週はいわゆる初講日でしてね。

ホームページに書いたように、今年はついに念願の「全授業シラバス&プリント化」ができるようになりまして、授業の概要、目標、予習復習のやり方、今後のスケジュール等、もうむちゃくちゃしゃべらなきゃならないことが多いわけですよ。去年までは、オリエン部分はほとんどなくていきなり授業の導入的な部分からスタートしていましたから、初回からテキストある程度は進められたんですけど、今年は授業導入以前のオリエンの段階で40分かかったわけでして、もうテキスト進めるのは半ば放棄することになったわけです。

いや、いいんですよ。いわゆる想定の範囲内ってやつなのです。導入説明をすべてプリント化したということは、今後の余計な板書が減るわけですから。その分今後はスピーディに進められるはずなんです。きっと。やっぱり最初に方針とか目指すべき方向性をはっきり示しておかないと、ただ問題解説だけやっても意味ないですからね、特に現代文はね。

それにしてもちょっと疲れてます。いつもだったら、コール&レスポンスの多い授業スタイルのわたくしですので、自分がしゃべる量はそれほど多くない(当社比)のですが、まぁー今週は90分というか100分くらいしゃべりっぱなしなのでね。ちょっと疲労度合いがコマ数に比べて妙に高い状況であります。増進会のときは1日6発とかやってましたけど、予備校で4コマ以上やったことあまりなかったですからねぇ。まぁ徐々に慣れていくのではないでしょうか。

しかし、どうなんですかね。見た感じ今年の生徒諸君もよさそうな感じな印象ですし、テキスト解説ほぼゼロの状態でしゃべりまくったにしては、反応も決して悪くないと感じておりまして。成績向上およびアンケートに多大な期待を寄せながら本年もやるだけやってやろうと思います。今年はね、授業プリント化初年度ですからね。いわば授業スタイルが完成した状態のものを初めて提示できるわけですから、ちょっと気合の乗り方は高くならざるを得ないのですよね。今年の授業が、今後予備校講師を続けていく限り常にベースとして存在するものになると思っているのです。

ということで、これは仙台で飲んだ銀河高原ビールです。

銀河高原といえばヴァイツェンなイメージですけど、ペールエールもスタウトもうまかったですねぇ。

  • 1ヶ月前
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私は餃子を作りすぎました。

今日は町田で朝から講習だったんですけど、もう昨日は疲れ切っていてですね。まぁテキストは札幌でひととおり読んだので、細かい予習は朝起きてからでも間に合うでしょう!と4時に起きる予定で夜10時に寝ようとしたんですがね。

いつもの話ですけどずっとTwitter見てたらすっかり日付変わる直前になってまして、4時間しか寝れないまま働いてきましたよ。ていうかそれでちゃんと4時に起きるのがえらいでしょう。

で、今餃子を作って食べたところです。

なんか帰りに北千住の成城石井にビールでも買おうかと寄ってみたら、なかなかうまそうな餃子の皮が置いてありまして。で、最近わりと自分で作って食べてるもんですから、「餃子ならそんなにめんどくさくないのではなかろうか」と思って買ってみたんですよ。

レシピ調べるとまぁーいろいろ出てくるんですけど、わたしの料理の基本はいかに使う食材を少なくするかですから、めんどくさそうなものは全てカットします。つまりニンニクとショウガは入れません。

結果、レシピとしては

豚ひき肉 280g、にら 1束、長ネギ 1本、酒 45cc、白だし 45cc、醤油 15cc、ラード 2個

という形になりました。にら、ネギ、肉とすべて使い切りですので、余計なものが一切出ないということです。白菜やキャベツでもよかったんですが、それだとなんか普通なので、ちょっと刺激的な味を求めてネギ&にらのみというチョイスでいきます。

で、やってみたらこんな仕上がりに。

なかなかイケてるのではないか

自分で言うのもアレですが、結構ハイクオリティな仕上がりではないでしょうか。鈴山キナコさんにもお褒めいただきました。てか、昔から餃子包むのはわりと好きだったんですよね。数年前に女子といっしょに餃子をつくったときも、わたしのほうが包むのだけはうまかったのです。具はすべて委任しましたが。

ただですね、序盤で具を詰めすぎましてね。後半足りなくなって皮が数枚余っんですよね。なので下のほうにあるやつは具パンパンですけど、上のほうにあるやつは比較的スッカスカです。まぁ皮を味わうのが大事ですから。いいんですいいんです。

で、焼いてみるとこんな感じです。

なかなかうまい

ね、いいんじゃないですか。正直ここまでうまく焼けるとは思ってなかったですよわたし。

食べてみたところ、まぁ若干白だしとか醤油とか塩気のあるものを入れすぎたかな、というのと、ラードは1切れでよかったかな、という気はするのですがもう自分で作ったものとしては完璧に近いと自己評価しています。「これなら人に食わせられるな」と思ったのははじめてかもしれません。というかね、皮がすごいうまいんですよ。成城石井に売ってるいちばん高いやつです。

結果29個作って小さめのやつを中心に15個食べましたので、残りは14個です。ただいま冷凍庫に控えておりまして、明日の夕食になる予定です。てか、15個食い過ぎですよね。わかってますよ。

毎回特にオチはないんですけど、今回はほんとに何のオチもないんですよね。おいしかったです。はい。明日も4時に起きて予習します。

あ、余った皮4枚どうしよう。

  • 1ヶ月前
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代ゼミジャーナル4月号

代ゼミ行ったことあるひとは見たことあると思うのですが、校舎に置いてある新聞みたいなのあるじゃないですか。

あれの4月号にわたくしの記事が掲載されます。まるまる1ページ載ります。

こんな感じで。

まぁ内輪向けのアレなので、外部のひとに見てもらう機会は作りにくいやつですが、なんにせよ自分の書いたものがこうしてちゃんと見栄えのするペーパーになって、一応は全国規模で流通するわけですからなかなか気分が悪くないものです。もっと書いていきたいですね、こういうの。

内容は、以前ブログで書いたところ、一部業界関係の方にご好評いただいた「ムラカミ先生の国文法」シリーズを、「魔術☆アラビアン『口語文法』」と改題して、新しく一から書きました。

ブログのときは「文節」の話を終わらせたところで力尽き、そのまま新日石に就職してしまいそれっきりになったのですが、ついにいちばん書きたかった「品詞」まで書くことができましたよ。よかったです。

国語科講師のみなさまには言わずもがなのことですが、中学校で勉強する「口語文法」というのは、ちゃんと教えられる中学校も少なければ、当然理解して卒業する中学生も皆無に近い分野です。高校受験にもあまり出ないので、「放棄された分野」と化しているのが現状です。当然、「中学の既習事項」としてみなされますから、高校でも予備校でもほぼ扱われないですし。

なので、たいていの高校生は「口語文法」の知識ゼロに近い状態でいきなり「古典文法」を勉強するわけです。そりゃ現代語で理解できないものを古典で理解できるわけないでしょう、と。実際ぼく自身そのせいで全く古典文法理解できなかったですし。

ということで、予備校業界でもそうそう誰も手をつけないだろうと思われる口語文法を敢えて取りあげて解説する意義は大きいはず、と判断したというわけです。これを読んで覚醒してくれる受験生が多数出てくれるのではないかとけっこうまじめに期待しております。

字数の制限が結構きつかったのですが、個人的にはこれはほぼ完璧だろと思えるクオリティに仕上がりましたので、国語に関心のあるひとには是非何らかの方法で見てもらいたいものだと思っております。

(参考資料:ムラカミ先生の国文法講座)

http://arabianmurakami.tumblr.com/post/32581720439/1-1

  • 1ヶ月前
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2013年度ハニカム

さて、わたしは札幌にいるのです。

予備校講師的には、新学期はじまるまでのシーズンというのが最もまとまった休暇が取りやすいものでして。日本語教師がなかったらまるまる1月休みとかもありえるアレですからねぇ。その分収入もないのがたいへん残念なところです。

基本的には毎回「帰省という名の合宿」という名目で札幌に来てるのですよ。パソコンと資料フル装備でやって来てですね、「札幌にいる間に夏期講習のプリントは全部作る」くらいの勢いで来てるのですよ毎回。ですから帰省の費用はすべて経費ということでうわ何をするやめくぁwせdrftgyあわびlp

え、結果?

まぁ札幌に来てから作ったものといえば、初講日に生徒に渡すアンケート用紙と、春期講習の単語テストだけですけどね。単語テストのほうはテキストに印つけただけでぜんぜん完成もしてないですが。まぁそんなもんです。毎回。何か問題でも。

そして、風土が合わないのか、札幌に来ると確実に風邪ひくんですよね。症状的にはすごく花粉症っぽいのですが、関東にいて花粉症にならないのに、なぜ札幌にいるとこうなるのか。

先月、確定申告向けに領収書を整理していたところ、去年の同時期の帰省であまりにもあんまりな金額を浪費していることがわかったので、今回はその反省を活かしてあまり飲み歩かないようには心掛けていたんですが、それでもどうしても体に異変が出てしまいますのでね。体調の悪さは別に酒のせいではないんだな、と思ったので今は普通にビールのんでます。

浪費しないようにしようと言いつつ先日はもつ鍋→チーズフォンデュ→バーと1日3軒、どれもそこそこの単価の店をまわった後にタクシーであいの里まで帰ったのですが。まぁ去年の帰省時はそんな感じのを3日連続でやってるようなアレでしたのでだいぶ改善はしています。

そして、はじまってしまいますね。新学期が。2013年度のスケジュールはこんな感じなんですけど、

http://arabianmurakami.net/post/39728181885/schedule

1学期の授業に関しては、とりあえず基幹となるプリントはとっくに仕上げていまして、まぁーかなりの完成度まで持ってこれたと自負しておりますし、そのうえ図らずも週休2日が確保できそうな感じですので、予備校講師になってはじめてテキストの予習だけに時間を費やせる1年になりそうです。すばらしいですよね。今までの2年間は予習というよりも教材作成のほうが家での仕事のメインでしたから。

プリントも大事ですけど、やはり何をどうしゃべるかが授業の基本ですからね。プリントの濃度に負けないトークを準備しないといかんのですよ。プリントに全てをブチ込むとどうしても1回1回のトークの練り込みが甘くなりがちですので。雑談のネタまで仕込んでいくくらいでちょうどいいのです。

ぜんぜん関係ないんですけど、大学のときよく通っていた蕎麦屋に相当ひさしぶりに行きましたのでその写真です。二日酔いの状態で大盛りにしたのが失敗でした。

  • 1ヶ月前
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